ISOI国際口腔インプラント学会2025に参加しました
ISOI国際口腔インプラント学会に参加しました
11月8−9日と、東京八重洲で開催されたISOI国際口腔インプラント学会に参加し、インプラント治療と再生医療の最新情報を学んできました。
日々の診療をより安全に、より質の高いものにするために大変有意義な時間となりましたので、その内容を患者様向けにご紹介いたします。
オールオン・フォー(All-on-4)治療の最新トレンド
今回の学会で特に印象的だったのは、オールオン・フォー治療のさらなる進化です。
オールオン・フォーは、歯を多く失った方でも、4本のインプラントでお口全体を支えることができる治療法で、
短期間でしっかり噛める状態に回復できることが特徴です。デジタル歯科治療の分野と相性が良く、近年はトピックとして語られることが多くなってきました。
患者様でもオールオンフォーという名前を聞いたことがある、という方が多くなっている印象があります。
学会では、この治療がこれまで以上に
- 安全に
- 正確に
- 患者様の負担を少なく
行えるようになる新しいアプローチが紹介されていました。
当院でも力を入れている「即時荷重(手術当日に固定式の仮歯が入る治療)」とも深く関連しており、
患者様にとってさらに安心できる治療につながると感じています。
ドイツ・ラルフ・シュメーツ先生からの最新知見
ドイツ・ハンブルク大学の Prof. Dr. Ralf Smeets(ラルフ・シュメーツ)先生 の講演では、
ヨーロッパで進むインプラント関連研究について最新情報が提供されました。
特に印象に残ったのは以下の内容です。
- 骨や歯ぐきを整えるための新しい再生医療の素材
- 骨造成の精度を高めるデジタル技術の応用
- インプラントを長く安定させるための生物学的な考え方
インプラント治療の予後を高めるためには、
骨・歯ぐき・インプラントの3つを適切に整えることが何より重要です。
今後も更なる研究によるエビデンスの蓄積に注目ですね。
学んだ知見をこれからの治療へ
今回の学会を通じて得た知識は、すべて患者様の治療に反映してまいります。
より安全で快適なインプラント治療を提供できるよう、スタッフとも共有し、引き続きアップデートを続けていきます。
インプラントについて気になることやご相談がありましたら、安城市の当院へどうぞお気軽にお問い合わせください。
